2017年6月3日

1155.引き込みでレアな鉄柱

東電の配電柱で鉄柱を見たことは、まだ1例もないが(配電鉄塔や箱根湯本にある配電線に見せかけた山崎線の送電線は例外とする。)、高圧引き込み線で鉄柱を使ったものはかなりの稀で見かける。


それがこれだ!


角度をつけながらの引き込みで


高圧需要家側の支持物はレアな鉄柱となっていた。

1154.3つのD型腕金

D型腕金がここまでの数が付いている光景はあまり見ない。
(千葉県の市川の海沿いの地域とかにはありそうだが、神奈川は特に見かけない。w)


こちらは、D型腕金による振り分け引き留めで高圧引き込み線もD型腕金を使った分岐となったため、そうなったようだ。

しかし、ジャンパー線支持は水平の腕金を使っている。
(こういった場合だと、そこもD型腕金を使うことがあるが、こちらは後ろ側にもD型腕金が付いているためか、それはやめたようだ。)


反対側はこんな感じだ。




しかし、電線が古い銅線仕様だと、耐張がいしのカバーは長くなるから・・・うーん、それがまた不思議な感じのようにも見える。


遠くからはこんな感じで。



1153.飲み込まれそうなもの

まず、普通の変圧器の引き下げ手法といえば




こういった普通の電線を使って引き下げるのが主流であるが

こちらは↓、後ろの家が空き家なのか、それともなんにも手入れをしていないせいか↓


蔦が手前側にある配電柱まで及んでいるのがわかる。


それも変圧器も設置されているわけだが、こちらは引き込み線がいたるところに出ているので、いつも通りの引き下げ手法ではなく、わざわざスリップオンがいしを取り付けて、そこでCVTケーブルにしてから変圧器へ引き下げているのがわかる。


そして、既にトランスはもう飲み込まれています。w
このままでは・・・


今は絶縁電線だからそう簡単には漏電しないだろうが、配電線にも裸電線を使っていた昔は大変だったことだろうな

1152.左端に分岐用の中実がいし

左方向へ高圧配電線を分岐しているものになるが






こんな左端の位置に



ジャンパー線支持の10号中実がいしがある光景は初めて見た。


反対側はこんな感じで



ここから見ると中実がいしは結構すれすれのような感じにも見える。

1151.上からアームタイ

普通、高圧用腕金を支えているアームタイは下側に取り付けられるが、こちらは違った!

別の高圧配電線と交差した後にあった配電柱なのだが


高圧用腕金を支えているアームタイは珍しく


上から吊り下げられていた!
よって、アース線も高圧線より上から降りていた。


反対側はこんな感じだ。



他の高圧配電線との交差分岐箇所であり、通常の位置より少し下がった位置に高圧配電線が張られた結果がこれなのだろうが(低圧用腕金が高圧のすぐ下まで迫ってきている)、高圧用腕金より上にアームタイが来ているのは、あまり見ない光景である。

おまけ


塩害の影響か、CVケーブルになっている低圧配電線になるが、そのケーブルを落ちないように支えている細い線状ものが途中で断然したのか、外れてしまっているのが見てとれる。
このままでは低圧線が垂れ下がってしまうぞ

1150.Fアームで縦型配列・両引き留め!

Fアームなのに、高圧配電線の形が縦型配列となった光景はあまり見かけない。


とはいえ、これまでにも何度か同じものを撮った記憶はあるが、折角撮ったので掲載w


今回は開閉器なしの高圧配電線の両引き留め箇所での発見となった。

1149.緑色のゾンビトランスww

緑色をしたレアなゾンビトランスについては、「1147.中腹部より大きく曲がる!緑の鋼管柱!」でも少し触れたが、こちらは都市型トランスで緑となっていたため、別ページに掲載することにした。w




いやはや、大型の複合型の都市型トランスにも緑があったとはww

1148.狭すぎて、トンボ腕金を完全省略

こういったものは、丸型土台が流行り始めた昭和50年代から平成中期まではあったことだろうが、上段のトンボ腕金を完全省略したものは、その当時には恐らくなかったものかと思われる。
(平成初期から配電柱好きになり、追い続けている私だが、その当時は上段のトンボ腕金を省略したものは見た覚えがない。)

よって、これは最新式の影響を受けた結果なのだろう。↓




普通、変圧器の土台としてこういった丸型土台を使った場合は、ご丁寧に高圧線下にもトンボ腕金が取り付けられるはずなのだが、どういった意味でそうなったのかはわからないが、スペースがなくなったためか、上段のトンボ腕金が完全省略されている。

続いて、横写真はこんな感じだ。


柱上トランスの容量は30kVAでメーカーは稲妻のマークが見えたので、愛知電機製のようであった。

1147.中腹部より大きく曲がる!緑の鋼管柱!(東電管内では激レア)

この日は横浜の元町・中華街へ、人通りの少ない早朝を狙いwわざわざ始発に乗り、まずは中華街の裏通り(香港路)に残っていた耐塩皿がいしの撮影に向かったのだが、実はその他にも撮りたかったものがあった。






それが丁度、「M MOTOMACHI」と書かれたオブジェを潜り抜けて、次の交差点を左折し、次のT字路を右へ行った直後のところにある。
↑早朝で誰もおらず、見事に撮影成功!ww始発で来た甲斐があった。
これだ!
こちらの方はどちらかといえば、元町にある。
(実はといえば、今年の2月頃にも行ってみたのだが、その時は失敗!人通りが多すぎて撮影を断念していた。w)


支持物の種類は緑色をした鋼管柱になるのだが、こちらは大変珍しく、中腹部で大きくぐにょりと曲がっているのだ!
これは初見だ!

私はこれまでにもいろいろな地域で変わったものや古いもの等の配電柱探しを行っているが、東電管内ではこういったタイプは他ではまだ見た例がない。



おまけにここは周囲の環境を考慮したのか
(いや、環境調和対策については、周囲に木があるわけではないのだから、グリーンよりも茶色の方がええと思うんだがw)

こちらは題して、「ゾンビトランス」w緑なのでね
おまけに変圧器までもがグリーンに染まっており、ゾンビのようにも見える。ww


もう一度、曲がった部分に視線を戻すとこんな感じだ。
ここでは!2本連続で大きく曲がったものが突っ立っていた!w


続いて、2本目の写真がこれだ。
向かいの右側の配電線は完全CVTケーブル化したようだが、曲がった方の左側は、低圧のみ三相4線式にしたプチ都市型配電のようだ。w


こちらは2本目を撮った後に振り返って撮った1本目の反対側写真だ。

ここで、おっとと、思わず通り過ぎてしまったが、建柱年の確認と行こうじゃないか・・・


いや、こちらは横浜市内にあるので、建柱年はわからなかったが、鋼管柱の製造年の確認はとれた。(横浜の配電柱は基本的に、電柱番号札を見ても建柱年の記載はない。)



どうやら、2000年に入ってから建ったように見受けられる。


続いて、先ほどの2本目の近距離写真はこんな感じになる。


どうやらここでは、2本もの配電柱を狭い路地に向かい合わせで建てることができなかったから、片方はあえてまげて、建てたように見受けられる。



朝日で逆光だがw2本目の反対側はこんな感じだ。


中腹部は大きくと曲がっているのだが、上部の形状はいつも通りといった感じである。
それにしても、この技術が凄い!


最後にこのアングルで撮っておわりにしようかと思う。


珍しかったので思わず激写してしまった。w